欧米諸外国の音楽教育、音楽演奏では、テクニック(技巧、技術力)ばかりにとらわれず、作曲者の描いた楽譜の解釈(読譜)・
 探究、個性、いかに表現するかに重きをおき、人間形成(情操教育)を担っています。
 我が国日本における音楽教育、音楽演奏は、主としてテクニックに重きをおき、前者のような豊かなる表現力の学習、
 個性の表しは弱点と言えるでしょう。
 前者とテクニックレベルでの差異は大きくないにも関わらず、人間が演奏するという「表現力」の部分での大きな差異は、
 残念ながら否めません。
 これからのグローバル時代に生きる若き音楽を愛する者たちは、この「表現力」を研磨し、豊かなる音楽を表現すべきであると
 考えます。
 また、犯罪の低年齢化、心の貧困を垣間見る青少年の事件は、心痛むに堪えない昨今、先人から継承されたであろう、
 私たちの本質にある日本人の温かい心の豊かさ、思いやり、人情あふれるコミュニケーション、良き秩序ある社会との関わりを、
 音楽を通して少しでも思い起こすことができるのではと、強き希望を持ち本振興会を発起した次第であります。
日本音楽芸術振興会 会長 御手洗 比呂

 理念
 音楽というツールを用いて、心の機微、愛情、豊かさの向上、及び育成を目的とする。

 ・テクニック重視ではない、「表現」を重視した音楽の普及活動。
 ・作曲者の表現したかった真の楽曲解釈、探究による、考える力(読解力)を学ぶ。
 ・若き学習者に、演奏機会を与え、自らの演奏による人々への心の豊かさ、感動を与える・分かち合える場の提供、
  またその責任とはを学習する機会の提供。
 ・世界中で、長き年月、今も受け継がれているクラシック音楽の幅広い層への普及活動。
 ・グローバル時代における、世界レベルの演奏、表現力、演奏者の品格の育成。

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